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【助産師監修】おしるしとは?色や量、出産までの期間を徹底解説|陣痛との関係も

おしるしとは?色や量、出産までの期間を徹底解説 陣痛との関係も【助産師監修】**のアイキャッチ画像** 出産

妊娠後期に入ると、多くのママは出産の兆候に敏感になります。その代表的な兆候の一つが「おしるし」です。この記事では、おしるしの基本的な知識から、陣痛との関係、病院への連絡のタイミングまで、出産を控えたママが知っておきたい情報を詳しく解説します。

おしるしとは?正体と特徴を詳しく解説

痛がる女性

おしるしは医学用語では「産徴(さんちょう)」と呼ばれ、出産が近づいてきたことを知らせる体からのサインの一つです。子宮口が開き始めることで、赤ちゃんを包む卵膜が子宮壁からはがれ、それによって起こる少量の出血のことを指します。

おしるしが出る仕組み

おしるしが出る過程は以下のような流れです:

  1. 出産が近づくと子宮口が開き始める
  2. 子宮口の開きに伴い、卵膜が子宮壁からはがれる
  3. はがれた部分から少量の出血が起こる
  4. この出血が子宮頸管の粘液と混ざって外に出てくる

おしるしの特徴と見分け方

おしるしには以下のような特徴があります:

色の特徴

  • ピンク色
  • 鮮血のような赤色
  • 茶褐色
  • 個人差が大きい

性状の特徴

  • 粘性がある
  • おりものに血が混ざったような状態
  • ゼリー状の場合もある

量の特徴

  • トイレットペーパーに付く程度の少量
  • おりものシートに2cm×5cm程度付着
  • 生理1日目程度の量まで個人差あり

おしるしはいつ来る?時期と個人差について

カレンダー

おしるしは妊娠37週以降に現れるのが一般的です。ただし、全ての妊婦さんにおしるしが見られるわけではありません。

正常なおしるしの時期

  • 妊娠37週以降が正常
  • それ以前の出血は早産の可能性あり
  • 37週以前の出血は必ず病院に相談

個人差について

  • おしるしが全く見られない人もいる
  • 一度だけの人もいれば、複数回見られる人もいる
  • 量や色、性状にも大きな個人差

おしるしから出産までの期間はどのくらい?

陣痛がきた妊婦

おしるしが見られてから出産までの期間は、個人によって大きく異なります。一般的な目安は以下の通りです:

一般的な期間の目安

  • 数日から1週間程度が多い
  • 1週間以上かかるケースもある
  • 数時間で陣痛が始まるケースもある

陣痛との関係

  • おしるしは必ずしも陣痛の直前サインではない
  • 陣痛が始まってからおしるしが見られることもある
  • 出産の開始を決めるのは陣痛
助産師ちる
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おしるしが来ると、そわそわしちゃう人も多いですが、陣痛や破水があるまでは、リラックスしてお過ごしください。

要注意!異常なおしるしのサイン

注意マーク

通常のおしるしと区別が必要な、注意すべき症状があります。以下のような場合は、医療機関への相談が必要です。

受診が必要な出血の特徴

  • ナプキンの交換が必要な多量の出血
  • サラサラとした鮮血の持続的な出血
  • 血塊を伴う出血
  • 強い腹痛を伴う出血
助産師ちる
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おかしい、と思う出血はすぐに病院に連絡しましょう。

早産の可能性がある場合

  • 妊娠37週未満での出血
  • 規則的な腹痛を伴う出血
  • 破水を疑う水様性の分泌物

おしるしが来たときの対処方法

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おしるしを確認したら、慌てずに適切な対応を取ることが重要です。

基本的な対応手順

  1. 生理用ナプキンで対応
  2. 出血の量や性状を観察
  3. 異常がなければ普段通りの生活を継続
  4. 入院準備の最終確認

生活上の注意点

  • 激しい運動は控える
  • 遠出は避ける
  • 清潔を保つ
  • 十分な休息を取る

病院に連絡すべきタイミング

出産中の写真

おしるしを確認した場合、以下の状況に応じて病院への連絡を検討しましょう。

すぐに連絡が必要な場合

  • 月経2日目を超えるような多量の出血
  • サラサラとした持続的な出血
  • 強い腹痛を伴う
  • 37週未満での出血

様子を見ても良い場合

  • 少量の出血
  • 粘性のある出血
  • 痛みを伴わない
  • 37週以降

おしるしと間違えやすい症状との違い

心配そうな女性

おしるしは他の症状と混同しやすいため、正しい判断が重要です。

破水との違い

おしるし

  • 粘性がある
  • 血液が混ざっている
  • 量は比較的少ない

破水

  • 水っぽい
  • におい(無臭〜生臭い)
  • 止まらない

通常のおりものとの違い

おしるし

  • 血液が混ざっている
  • 粘性が強い
  • 妊娠後期に見られる

通常のおりもの

  • 白色〜黄色
  • サラサラしている
  • 妊娠全期間を通じて見られる

出産に向けた準備

クマとプレゼント

おしるしが見られたら、出産に向けた準備を整えましょう。

必要な準備物

  • 入院セット
  • 母子手帳
  • 保険証
  • 診察券
  • 入院費用
  • 新生児用品

心構えと環境整備

  • 緊急時の連絡先の確認
  • 家族との役割分担の確認
  • 入院中の家事サポートの調整
  • 病院までの移動手段の確認
助産師ちる
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おしるし自体はお産の始まりではないですが、おしるしがあることでお産が近づいていることには間違いないので、いつでも入院出来る準備をしましょう。

よくある質問と回答

Q&A

妊婦さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

おしるしに関する疑問

Q1: おしるしは必ず来るものですか?
A: いいえ、おしるしが全く見られないまま出産を迎える方もいます。

Q2: おしるしが来たら入浴してもいいですか?
A: 通常のおしるしであれば入浴可能です。ただし、多量の出血や破水の可能性がある場合は控えましょう。

Q3: おしるしの量はどのくらいが正常ですか?
A: トイレットペーパーに付く程度から生理1日目程度まで個人差があります。月経2日目以上の量の場合は要注意です。

病院受診に関する疑問

Q1: おしるしが来たらすぐ病院に行くべきですか?
A: 通常のおしるしであれば、すぐに病院に行く必要はありません。ただし、多量の出血や強い腹痛がある場合は受診が必要です。

Q2: どのような場合に救急受診が必要ですか?
A: 多量の出血、強い腹痛、破水の疑い、胎動の減少がある場合は救急受診が必要です。

まとめ

プレゼントと花

おしるしは出産が近づいていることを知らせる重要なサインの一つですが、その特徴や出現時期には大きな個人差があります。以下のポイントを覚えておきましょう:

  1. おしるしは正常な現象で、必ずしも全ての方に見られるわけではありません
  2. 通常は妊娠37週以降に見られ、それ以前の出血は要注意
  3. おしるしから出産までは数日〜1週間程度が一般的
  4. 多量の出血や強い腹痛を伴う場合は要受診
  5. 普通のおしるしの場合は慌てず、出産準備を整えましょう

出産に向けて不安なことがあれば、遠慮なく担当医や助産師に相談してください。あなたと赤ちゃんにとって最適な出産を迎えられるよう、医療スタッフがサポートいたします。

本記事の内容は一般的な情報提供を目的としています。個々の状況は異なりますので、具体的な判断は必ず医療機関にご相談ください。

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