産後から始める、産後ダイエットとは？

今日もご出産おめでとうございます🎉

助産師ちるです。

前回、産後ダイエットを始める時期は妊娠中期からがベスト、というお話をさせていただきました。

しかし、

産後ダイエットって産後から始めると思ってた！！

という産後のママもきっとこちらのブログに辿り着いているはず…(辿り着いてもらえてたら嬉しいです！)

もう産後からじゃ妊娠前の体型には戻れないの？と心配なママも居ると思うので、産後から始める正しい産後ダイエットについてお伝えしていこうと思います🙂

妊娠中に何もケアをされてこなかったママは、妊娠、出産によって、大きく体型が変化しています。

見た目にはそんなに変化がないように見えても、

「ズボンを履いたら、太ももあたりがキツイな」

「体重戻ったけど、お腹がたるんでるな」

「体重は妊娠前より少なくなったはずなのに、妊娠前に履いてたスカートのウエストきついな」

ということ、多いと思います。

綺麗な元の体型に戻るためにどんなことをしたらいいのか、ということについてお伝えしていきます。

産後ダイエットで必要な3方向からのアプローチ

産後ダイエットでは、ただ体重が減ればいい、ただ脂肪が減ればいい、ただ筋肉をつければいい、という問題ではありません。

「皮膚」、「筋肉」、「骨格」、それぞれにアプローチが必要です。

どういうことか、ひとつずつ解説していきます。

皮膚へのアプローチ

妊娠は普通に太ることと違って、お腹だけ大きくなります。(もちろん、ほかの部分も多少は変化ありますが)

個人差ありますが、人によっては、妊娠前よりも40〜50cmお腹周りが大きくなります。これは、体重が40〜50kg増えた時と同じ負担がお腹の皮膚にかかっているんです。(ウエスト1cm増えるごとに1kg増えると言われています。)

よく、

50kgのダイエットに成功した！

100kgのダイエットに成功した！

みたいなテレビ番組がありますが、痩せた分皮膚が余ってることがほとんどですよね🙂

出産後のお腹の皮膚にも同じようなことが起こっています。

たるんだ皮膚を引き締めるには？

①スキンケア

②コラーゲン摂取

③美容皮膚科などの専門的機械による治療

④筋力強化

を行なっていく必要があります。①②に関しては自宅でできますが、③④に関しては、専門家の介入が不可欠だと思います。④も自分でできそう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠、出産で筋力・体力低下している状態で自己判断で体に負担をかけていくのは、逆に体を痛める原因になりますので、あまりおすすめではありません。

筋肉へのアプローチ

お腹が大きくなって、逆に筋力ってつくんじゃないの？と思う方もいらっしゃいます。ですが、つわりでしんどくて動けなかったり、安定期に入りみんなに報告したら周りが気を遣ってくれたり、産休に入ったら毎日働いていた時間家にいたり、少しずつでも動くことが減ってきます。身体の不調などもあると、さらに動くのがしんどくなり、動くことが減り、筋力低下していきます。

よく、

体重は戻ったのに、足が太くなったのは戻ってない！

体重は戻ったのに、お腹に浮き輪が残ってる！

という方もたくさんいらっしゃいます。脂肪は筋肉よりも体積が大きいんです。(同じ重さの場合)

どういうことかというと、

筋力が減って、脂肪が増えた状態の場合、同じ体重でも、体積が増えるのでたるんだ体型になるのです。

なので、産後に1番多い、

「体重が戻っても、体型が戻らない」

この状況は筋力が減って脂肪が増えていることが原因のひとつなんです。

つまり、産後は筋力強化のため、パーソナルジムに通うことも産後ダイエットには欠かせないことのひとつです🙂

骨格へのアプローチ

妊娠、出産による体型の変化が、普通太ることと大きく違うのは、骨格が変化することです。

妊娠により、反り腰が強くなり、人によっては恥骨にがずれたり(恥骨結合部離開)、左右に傾きが出たり、骨格から大きく変化していきます。

変化した骨格はそのまま放っておいても完全に元に戻ることはありません。

なので、よく耳にしたことがあるかも知れませんが、

産後骨盤矯正

が必要になってきます。産後骨盤矯正を調べると、色々な施設のサイトが出てくると思いますが、ぜひ結果にコミットしたところを選んで通ってくださいね🙂

まとめ

ここまでしっかり行えれば、妊娠前の状態に戻ることができます🙂

産後からの産後ダイエットは「皮膚」「筋肉」「骨格」それぞれの方向からのアプローチが大切、ということをお話させていただきました🙂

ぜひ参考にしてみてください。